1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)のシンボルとして有名な太陽の塔。
外観だけでもインパクトが強くて見応えがありますが、太陽の塔の内部はさらに迫力があって、見たことのない異空間が広がっています。
今回は人生で一度は見ておきたい太陽の塔内部についてご紹介します。
太陽の塔について
太陽の塔は、1970年に大阪で開かれた日本万国博覧会(大阪万博)で、万博のテーマ「人類の進歩と調和」を表現するテーマ館として建てられました。
芸術家の岡本太郎がプロデューサーとして建てたことで有名で、3つの顔を持ち、両手を広げたようなフォルムは、一度見たら忘れられないインパクトがあります。
3つの顔
太陽の塔には3つの顔があり、
塔の頂部にある「黄金の顔」は未来、
正面真ん中にある「太陽の顔」は現在、
背面の「黒い太陽」は過去を表しています。
3つの顔はそれぞれ表情が違うので、見る人によって様々な解釈ができそうです。
4つ目の顔
太陽の塔には3つの顔がありますが、大阪万博当時、太陽の塔の地下展示には「地底の太陽」という4つ目の顔も展示されていました。
この地底の太陽は高さ約3メートル、全長約11メートルという巨大な展示物であったにもかかわらず、大阪万博が終了し、撤去作業がおわってから現在に至るまで行方がわかっていません。
どこに消えたのかとても不思議です。
これも演出なのかなと思ってしまいます。
太陽の塔内部
大阪万博閉幕から48年間、太陽の塔の内部は公開されていませんでしたが、耐震工事や改修工事が行われ、2018年3月より内部の公開が再開されました。
新しくなった太陽の塔では、当時を再現した地底の太陽と生命の樹が展示されています。
入り口に入ってまず辿り着くのが、地底の太陽ゾーンです。
大きな地底の太陽の周りには神像が飾られ、少しこわさを感じる映像が流れます。
地底の太陽から先へ進むと、次は生命の樹ゾーンです。
地上から高さ41メートルにもおよぶ樹体に、単細胞生物からクロマニヨン人に至るまで、33種類ものいきものが取り付けられており、生物の誕生、生命の進化、いのちの歴史を感じることができます。
生命の樹の大部分は当時を再現して改修さていますが、一部当時展示されていたものがそのまま使われています。
そのうちの一つがゴリラで、首の部分の鉄骨が剥き出しになっています。
他の展示物と比較すると汚れていたり、壊れていたりするので、大阪万博からの時間の経過を感じます。
ちなみに、歩行が困難な方や車椅子をご利用される方、4歳未満のお子様がいる場合はエレベーターの予約が必要となります。
エレベーターの場合は1階、中段、最上階を見学できます。
内部は1階のみ撮影可能ですが、その他のエリアは撮影禁止となっています。
予約方法
前日までであればネットで事前予約が可能です。
空きがあれば当日でもチケットを購入できますが、確実に内部観覧したいのであれば、ネット予約をおすすめします。
ネット予約だと自然文化園・日本庭園共通入園料とのセット料金でお得に買えます。(大人は50円、小中学生は10円安くなります)
太陽の塔入館料と自然文化園・日本庭園共通入園料のセット料金は下記の通りです。
大人 | 930円 |
小中学生 | 380円 |
小学生未満 | 無料 |